スコップでアスファルトは掘れない

2018年3月22日

ワードプレスをカスタマイズするには技術が必要

ワードプレスをどこまでカスタマイズできるかは、使う道具によって違ってきます。

スコップで庭の土を掘ることはできても、アスファルトの地面は掘れないのと同じです。

ワードプレスのカスタマイズも、強力な道具を使える人なら幅が広がりますが、非力な道具しか持っていない人にとっては、できることが限られてしまいます。

これは仕方がないことです。

誰にでも高度なカスタマイズが簡単にできるのなら、苦労はしません。
高度なことを実現するには高度な技術を使わざるを得ないことが多いのは事実です。

ですから、職業プログラマーではない多くの人にとって、手持ちの道具(自分の知識や技術)がどのレベルなのかを知っておくことはとても大事なことなのです。

希望するカスタマイズが、自力でできるかどうかの判断材料になるからです。

ワードプレスのカスタマイズ5つのレベル

ワードプレスのカスタマイズを難易度で分けると、大きく5つのレベルがあります。

普段あなたが行っているカスタマイズは、5つのレベルのどれに当てはまるでしょうか?

<レベル1>
ワードプレスに最初から備わっているメニューや、テーマに付いているカスタマイズページで設定を変更するレベルです。HTMLのタグやCSSのプロパティなどといった知識や、プラグインの使い方に関する知識がなくてもできる範囲です。

<レベル2>
HTMLやCSSの基本的な知識を使って、テーマ内のテンプレートファイルを編集して画像や文章を足したり変えたりできるレベルです。

<レベル3>
HTMLやCSSの知識と、PHPやワードプレスの関数を組み合わせて、テーマの外観(公開ページのデザイン)をカスタマイズできるレベルです。

<レベル4>
プログラミングの基本的な知識があり、アクションフック / フィルターフックなどといったワードプレス独自の仕組みを利用して、カスタマイズができるレベルです。

<レベル5>
プラグインやテーマを開発できるレベルです。インターネットに載っているサンプルコードをコピペで切り貼りするのでなく、きちんとコードの意味を理解した上でモジュールの配置や共通化を意識したプログラミングができるレベルです。

プロに相談したほうがよい場合とは?

ワードプレスのカスタマイズとひとことにいっても、難易度はピンキリです。しかし、専門知識を持っていない人がネットに載っているサンプルコードなどを見ると、「コピペすればよいだろう」と高を括ってしまいがちです。

そして、実際にやってみるとうまくいかないこと多く、挫折してしまうことが多いのです。

自分がやりたいカスタマイズが簡単なことなのか難しいことなのかを判断するのにも、ある程度の専門知識が必要ですが、プロでなければ判断できないことが多いのが事実です。

『餅は餅屋』という言葉があります。

とても難しいことをやろうとして間違ったコピペをしてしまい、テンプレートを壊してしまう前に、ワードプレスが得意なプロに相談したほうが、うんと時間の節約になります。

時間に余裕がある場合は別ですが、仕事でどうしても期日までに完成させないといけないときは、仕事の完成を第一に考えると、プロに制作を依頼するのも一つの方法ではないでしょうか?